- かは
- かは(連語)〔係助詞「か」に係助詞「は」の付いたもの〕文中にある場合には種々の語に付き, 係り結びの関係で結びを連体形で止める。 文末にある場合には, 体言またはそれに準ずる語, 体言に断定の助動詞「なり」の連用形「に」の付いたものに付く。(1)詠嘆を含んだ疑問の意を表す。
「はちす葉の濁りにしまぬ心もて何~露を玉とあざむく/古今(夏)」「いづこにおはします神仏に~/更級」
(2)反語の意を表す。「逢ふことも涙にうかぶわが身には死なぬ薬も何に~せむ/竹取」「家にあり人に交はるとも, 後世を願はんに難かるべき~/徒然 58」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.